世界中に名を轟かせている武豊騎手の年収ってどのくらいあるの?
レジェンド武豊騎手について詳しく知りたい!
競馬を知らない人でも、大多数の人が名前くらい聞いたことがあるという有名人・武豊騎手。
これだけ活躍していると「年収はどれくらいなのだろう?」「過去の具体的な実績はどんなものがあるの?」など、色々知りたくなりますよね!
本記事では武豊騎手の年収を中心に、プレイスタイルや過去の名レースなど、レジェンドについて深堀していきます。
超レジェンド武豊騎手の年収は1憶2,493万円
昨年2022年の武豊騎手の年収は1憶2,493万円でした。
今年で騎手歴37年目を迎えた武豊騎手ですが、未だに年収1憶を超える怪物ぶりを見せており、競馬ファンもまだまだ注目し続けている超レジェンドです。
武豊騎手の凄い所はデビュー1年目から当時の新人最多勝を塗り替え、2年目には菊花賞を制覇してG1タイトルホルダーの仲間入り、その後も毎年のように数々の記録を打ち立て、競馬ファンなら誰でも知っている騎手となりました。
これだけの成績を毎年残せるということは、騎手としての才能はもちろんあるでしょうけど、体型管理や競馬関係者との繋がりなど想像を絶する努力があってこそだと思います。
武豊騎手過去の年収
年 | 年収 |
2022年 | 1億2493万円 |
2021年 | 9509万円 |
2020年 | 1億4534万円 |
2019年 | 1億4516万円 |
2018年 | 1億1584万円 |
2017年 | 1億6189万円 |
2016年 | 1億4567万円 |
2015年 | 1億4361万円 |
2014年 | 1億2782万円 |
2013年 | 1億4289万円 |
直近10年の武豊騎手の年収です。
ここ10年の騎手の平均年収は約4,000万円ほどでしたので、コンスタントに一億円を超えている武豊騎手は、37年経った今でも一流の騎手だということが分かります。
武豊騎手の生涯年収はなんと860憶円
今年で現役生活37年目を迎えた武豊騎手は、2021年にイギリスのOLBGが発表した、「世界のジョッキー獲得賞金ランキング」によりますと、なんと武豊騎手は世界で一番稼いでいる騎手で、その額は驚愕の860億円でした。
ランキング上位は日本人騎手がたくさん並んでいましたので、日本の競馬の賞金が良いことは分かりますが、2位以下を大きく突き放していることからも、武豊騎手の化け物じみた活躍ぶりが伺えます。
武豊騎手のこれまでの功績
武豊騎手が競馬会に残してきた功績は数知れずありますが、具体的にどのような成績なのか振り返ってみましょう。
実績と記憶に残る名レースをそれぞれ紹介していきます。
通算勝利数
騎手名 | 通算勝利数 |
【1位】武豊 | 4,457勝 |
【2位】横山典弘 | 2,928勝 |
【3位】柴田善巨 | 2,323勝 |
【4位】川田将雅 | 1,944勝 |
【5位】田中勝春 | 1,809勝 |
※2023年9月25日時点
1,000勝できずに引退していく騎手のほうが圧倒的に多い中、2位以下に1,500勝近くの差を付けて、首位に君臨する武豊騎手は脱帽です。
武豊騎手の記録を抜ける人は当分現れないだろうと思っていましたが、4位の川田将雅騎手は物凄い勢いで勝利数を伸ばしています。
過去の重賞歴
クラス | 勝利数 |
G1 | 123勝 |
G2 | 145勝 |
G3 | 227勝 |
その他 | 4勝 |
合計 | 499勝 |
※2023年9月25日時点
大ベテランとなった今でも第一線で活躍している武豊騎手の重賞500勝達成は間違いないでしょう。
重賞500勝はもちろん前人未到。
武豊騎手の軌跡を振り返えれば振り返るほど、すごい成績に圧倒されてしまいます。
武豊騎手の名レース
武豊騎手ほどレジェンドになってくると、後世に語り継がれる名レースを、いくつも成し遂げてきました。
往年の競馬ファンなら忘れられない名勝負がスグに頭に浮かぶはずです。
個人的な主観が大きくなってしまいますが、武豊騎手の名レースを紹介していきます!
※名レースではいくつか武豊の生涯で印象に残るレースを過去からピックアップ
1990年有馬記念 オグリキャップ
武豊の名レースと言われれば真っ先に頭に浮かぶレースです。
この時は競馬をやっていませんでしたので、リアルタイムで見たわけではありませんが、競馬に興味を持った後に知って感動したことを覚えています。
名馬オグリキャップの引退レースで、武豊騎手の言葉に再び闘志を燃やした最強馬が最終の美を飾り、7万人の大観衆の中でウイニングランをする様子は、今見ても鳥肌が立ちます!
2006年天皇賞・春 ディープインパクト
武豊騎手が「空を飛んでいるようだ」と称し、2着以下を大きく突き放し、まさに異次元の走りを見せた名馬・ディープインパクト。
爆発的な末脚が特徴のディープインパクトは、3コーナーを過ぎた辺りから勢いよく出ていくと、直線を華麗に駆け抜けレコードを1秒以上も更新し、歴代最強馬の呼び声を不動のものしたレースに思えました。
2020年メイS アイスストーム
直線で後方から馬群をくぐり抜け先頭を走る馬を交わして1着ゴール、馬券を買っている人が一番興奮する展開ではないでしょうか。
5番人気で臨んだ武豊騎手とアイスストーム、馬の状態がよかったのはもちろんですが、武豊騎手の手綱さばきにも感服です。
武豊騎手のプレイスタイル
競馬界のレジェンドで数々の偉業を成し遂げてきた武豊騎手。
一体なぜそのように勝ててきたのか?他の騎手となにが違うのか?など気になりますよね。
ここでは武豊騎手のプレイスタイルについて詳しく解説していきます!
特徴
武豊騎手は馬の力を最大限に引き出せるように、馬に合わせた走り方をする特徴があります。
言ってしまえばオールラウンダーなのですが、武豊騎手の場合凄いのが「馬の呼吸」に合わせられるというところです。
呼吸を合わせられるということは、一般人の感覚では分かりづらいですが、それだけ馬のことを理解して、まさに人馬一体となりレースに挑んでいるということでしょう。
後は体内時計がとても優れているため、ペースを体感する感覚が世界でも超トップクラスのジョッキーです。
他に惑わされず馬に合ったポジショニングや、ペースで走れるという特徴もあります。
得意コース
勝率 | コース | 1着回数 |
1位30% | 京都芝2,400m | 6回(20走中) |
2位25% | 中京ダート1,900m | 9回(35走中) |
3位23% | 京都芝1,200m | 12回(52走中) |
騎手によって得意とする競馬場があり、同じ機種でも得意な競馬場と苦手な競馬場では、勝率がまったく違ってくるため、勝つための予想をする時には必須のデータです。
コースによって形状や起伏、馬場の状態など大きくことなりますので、得手不得手があるのは必然でしょう。
武豊騎手の得意なコースは京都や中京、阪神など、どちらかというと関西よりの競馬場の方を得意としている傾向です。
大きな舞台で活躍していますので、有馬記念などが開催される中山競馬場などが得意なイメージがありますが、やはり多く走っている競馬場を得意としています。
走りの癖
「少し早めに仕掛けてしまう癖」「ちょっと右に張ってしまう癖」騎手には走り方の癖があり、武豊騎手にももちろんその時々で癖がありましたが、研究熱心で根っからの競馬好きの武豊騎手は、何度もレースをみて悪い癖はその都度改善していますので、際立った癖はありません。
本当に馬の力を最大限に活かす走りに徹底しています。
なぜそのようなことができるのか不思議に思いますが、それは武豊騎手の視野の広さに関係があるかもしれません。
あるレースを走っているときに、コースを蛇が横切ったことがあるそうです。その時に武豊騎手は「危ない!踏んじゃう」と思ったそうですが、レースが終ってから他の騎手に「蛇危なかったね」というと、誰も蛇のことには気づいていなかったそうです。
レース中に他の人が気付かないところに気付くほど、四方八方に気を巡らせ凡人にはない視野の広さが分かるエピソードですね!
相性の良い競走馬
武豊騎手自信が語るもっとも乗りやすかった馬はオグリキャップです。
位置取りも落ち着いて行えて、最後のスパートではポンッと出てくれる、とても賢い馬だったと振り返ります。
逆にディープインパクトはもっとも乗りづらい馬だったと言っていますが、徐々に馴染んでいく感じが今でも忘れられないとも言っています。
そしてディープインパクトは「走るというよりか、飛んでいる感じ」と言っているのは有名ですが、その飛んでいる感じを体感できるのは僕だけとも語っており、間違いなく好相性だったということでしょう。
そして最近では武豊専用とまで言われているクリノドラゴンも、好相性の馬と言って間違いありません。
2023年の武豊騎手賞金ランキング
騎手名 | 賞金額 |
1位 C.ルメール | 29億1,999万円 |
2位 川田将雅 | 25億238万円 |
3位 横山武史 | 20億1,287万円 |
4位 松山弘平 | 19億3,301万円 |
5位 戸崎圭太 | 19億1,357万円 |
6位 武豊 | 15億9,169万円 |
7位 岩田望来 | 15億8,691万円 |
8位 坂井瑠星 | 13億7,266万円 |
9位 鮫島克駿 | 13億3,093万円 |
10位 西村淳也 | 13億1,950万円 |
※9月下旬時点
2023年開幕を制して素晴らしいスタートを切ったレジェンドは「リーディング久しぶりや!」と軽快なジョークを飛ばしていました。
その後も順調に勝利を重ねて9月の時点で賞金ランキング6位!並みいる強豪の中でも引けを取らない好成績です。
まとめ
今回は武豊騎手の年収とこれまでの活躍について詳しく解説してきました。
騎手の平均年収は約1,000万円で一般的な中央競馬の騎手の年収は5,000万円と言われています。
武豊騎手の昨年の年収は約1憶2,000万円で、平均を大きく超えていることからも、まだまだトップクラスということが分かりますよね。
武豊騎手についての主だった記述
- 生涯年収は860億円で世界1位
- 現在通算勝利数は4,457勝
- 重賞勝利数は499勝
- レーススタイルは馬の力を最大限に引き出すオールラウンダー
- 超トップクラスの体内時計を持っていてレースに活かしている
- 常人離れした視野の広さがある
昨年の年収にも驚きですが、生涯年収なんて凄すぎて想像もつかない世界ですね!
現役生活37年目を迎えてもまだまだ進化し続ける武豊騎手には今後も注目していきましょう!