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地方競馬って八百長があるの?

八百長の見抜き方を知りたい!
ギャンブルに絶対はないと言いますが、限りなく絶対に勝てる方法に一番近いことは、選手や騎手が八百長をすることです。
お金を稼げる仕組みがある限り人は欲望に勝てません。実際に競馬・競艇・競輪・オートレース、どの公営ギャンブルでも八百長事件は発生し、今現在も絶対にないとは言い切れません。
本記事では地方競馬の八百長について詳しく解説していきます。
過去の八百長事件や八百長を見抜くポイント、なぜ八百長が起こるのかという理由についても記載していますので、ぜひ最後までご覧ください!
地方競馬に八百長はある
地方競馬に八百長があるかないかでいうと「地方競馬に八百長はある」です。
今現在行われているかどうかはハッキリと分かりませんが、古くから八百長は問題となり明るみになった事件も数件存在します。
2020年以降でも地方競馬では八百長は行われていて、関係者が処分されている事態となっていますので、今は八百長はやっていないと言い切ることは難しいでしょう。
過去にどのような八百長があったのか2つの例を紹介していきます!
2021年笠松競馬【3億円】
2020年に笠松競馬場の騎手3人が一度に引退し、当時話題を呼んでいました。
しかもその中の一人は30代で地方競馬1,679勝 中央競馬10勝を挙げていた笠松競馬のスター騎手だったから尚更です。
しかしその後に出てきた話は騎手3人と調教師1人が、所得隠しを行っていたことから岐阜県警から強制調査が入り競馬法違反で逮捕され、3億円もの所得隠しを行っていたことが明らかになりました。
しかもその所得は、競馬の八百長で得た利益だと調教師が認め、またもや競馬関係者による八百長が発覚したのです。
引退した4人
- 佐藤友則騎手
- 島崎和也騎手
- 山下雅之騎手
- 尾島徹調教師
笠松競馬場では逮捕以前の数年前から異常オッズが度々目についていて、SNSや掲示板でも話題になっていました。
八百長によって本来競馬ファンに分配されるはずの配当金が、3億円も出し抜かれていたのは心外です。
2013年金沢競馬場【八百長疑惑】
2013年に金沢競馬場で、北国新聞が八百長を疑う記事を掲載したことをきっかけに、糾弾する声が多く挙がり石川県警が捜査を開始する事態に発展しました。
以前から金沢競馬では八百長に関する声はあちこちで挙がっていましたが、この件をきっかけに不満が一気に爆発。
ネット上では八百長に関係している人物の実名が晒され、金沢競馬開催時には八百長を非難する街宣車まで登場しました。
しかし主催者側は「八百長はない」の一点張りだったので煮え切らないまま収束。
その後も金沢競馬では八百長疑惑のレースが多数ありました。
八百長レースを購入した一般人は損をする
馬券の払い戻しは通常、売り上げから控除率を差し引いたものを、的中馬券の票数によって分配する仕組みとなっています。
地方競馬の控除率は馬券の種類によって違いますので、20%~30%となっており平均すると約75%といったところでしょうか。
もともと少なくなった資金を、賭ける人達で取り合う仕組みですので、ギャンブルは負ける人の方が多くなる仕組みなのです。
そこに八百長という要素が加わると更に分配されるはずだったお金が、八百長グループに流れていきますので、レースの売上や八百長グループの賭け金によって変わってきますが、平均75%の回収率が50%~65%程度まで下がってしまいます。
八百長を見抜くポイント3点
過去にあった八百長の傾向から、こういうレースは八百長の可能性がかなり高い、という3つのポイントがあります。
八百長が行われるレースで明るみに出ている物は、売り上げの高い後半レースに集中しています。
今から紹介する3つの特徴があれば、八百長が行われる可能性が非常に高いですので、ピンときたら購入を見送りましょう。
特に後半レースの時は要注意です!それでは3つのポイントについて、それぞれ解説していきます。
1点目:異常オッズ
まずピンときやすいのが異常オッズです。
ただし売り上げの少ない地方競馬では八百長でなくても異常オッズは発生しますので、異常オッズの発生だけでは八百長の可能性が高いとは言えません。
ただ異常オッズには八百長に限らず、おいしい馬券を購入し勝つためには必要な事ですので、常にアンテナを張り巡らせておいた方が良いです。
しかしおいしいと感じたレースが八百長レースだった場合は、「本命なのに意外と配当が良い」と購入してしまうと、ほぼ負け確レースとなってしまいます。
異常オッズの特徴
- 本命馬のオッズが予想より高い
- 券種のオッズバランスが悪い(三連単だけ穴が売れているなど)
2点目:売り上げ過多
八百長があったとされるレースは前後のレースに比べて、異様に売り上げが高くなる傾向にあります。
もちろん八百長グループが大金で購入するから起こる現象で、金額はレースによって変わってきますが、数百万円単位で対象レースだけ売り上げが、ポンと跳ね上がっていることが多いです。
異常オッズを発見した場合は、次に売上を見て異常に高い場合は、八百長を疑ってください。
しかし最近は、八百長を行う側もギリギリまで購入を待っているケースが多いため、購入時に見つけるのは困難かも知れません。結果では売り上げが分かりますのでおかしいと思ったレースは売り上げを確認しましょう。
3点目:黒い噂がある騎手
競馬の八百長レースはグループで行われることが多いですが、今まで明るみになった八百長では騎手は必ず含まれています。
調教師や馬主だけで行われている八百長もあるかも知れませんが、騎手が加わっていない八百長では結果をコントロールしずらいため、大きな成果を挙げられないでしょう。
そこで八百長をやりそうな騎手を覚えておくことで、その騎手が出走するレースを購入しないようにすることで、八百長レースを購入する確率はグンと減ります。
八百長をやってそうな騎手を調べるのは噂が一番!過去に怪しいレースをしたことがあるとか、関係者が言っていたなど、過去の例から見ても事件に発展した騎手や競馬場は少なからず噂になっていました。
なぜ八百長が起こってしまうのか
競馬ファンの信頼を裏切り逮捕される可能性もある八百長ですが、なぜ減らないのでしょうか?という疑問の答えはもちろん「儲かる」仕組みがあるからです。
特に中央競馬に比べて地方競馬の八百長の方が多く、今現在も八百長と騒がれているレースの多くは地方競馬となっています。
地方競馬の騎手や馬主・調教師への待遇が良くない
中央競馬に比べて地方競馬は圧倒的に賞金が安く、騎手や調教師など関係者の年収も低くいため、その分を八百長レースで稼ごうと考える人が現れます。
当然、年収数千万円あるJRAの騎手などは、八百長を犯してクビになるリスクを考えると、そこまでの勝ちは少ないです。
逆を言えば地方競馬の騎手や調教師は、バレてクビになるリスクを冒してまで、八百長せざる終えない賞金事情があるのかも知れません。
インターネット投票の普及によって、地方競馬の売り上げも上がってきていますので、最近は地方競馬の賞金も上向き傾向にあります!
人間が関わっていて儲かる仕組みがある限り減らない
八百長で人がお金を稼げる仕組みがある限り、今八百長をしている人をすべて追放したとしても、次に八百長をする人が現れるだけで解決は難しいでしょう。
本当に八百長をなくしたいならば、八百長ができない仕組みまたは、八百長したくなくなる仕組みを作らなければなりません。
上のYouTubeの新馬戦などは、わざと負ける温床になっている良い例ですね。こういった仕組みをなくしていく事が、八百長レース根絶のための一歩になるのではないでしょうか。
競馬には八百長に近い「やらず」もある
競馬には八百長とは少し違う「ヤリ・ヤラズ」があります。
- ヤリ・・・1つでも上の着順を目指し最後まで全力を尽くす走り。G1などグレードの高いレースはヤリが多い。
- ヤラズ・・・勝てないとなった時に追うのをやめて無事に完走することを目指す。負けが見えてるレース、調子が良くない時に出走したレースで多い。
ヤラズのことをワザと負けているのだから八百長だ!という人もいれば、馬のケガなどを考えると仕方ない戦略という人もいます。
まとめ
今回は地方競馬の八百長について詳しく解説してきました。
今でも地方競馬では八百長が行われている可能性が非常に高いです。八百長レースを購入していると、外れた人はもちろん当たった人も普段の馬券より損をしていますので、3つのポイントを見て、八百長を見極め購入しないようにしましょう。
八百長を見極める3つのポイント
- 異常オッズ
- 売上過多
- 八百長の噂がある騎手
八百長はギャンブルであってはいけないことですが、購入者側も過剰反応は良くありませんが、疑ってかかることも必要です。
八百長レースの購入を避けて今後も競馬を楽しんでいきましょう!
