ジョッキーが選ぶ最強馬はこれだ!誰もが認める名騎手5名が語った真相

競馬コラム
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歴代のサラブレッドの中で一番速いのはどの馬?

騎手目線の最強馬を知りたい!

 

日本競馬会の長い歴史の中ではファンの脳裏に焼き付いている、圧巻のレースを披露した名馬がたくさんいます。

興奮の渦へ誘う圧倒的な力を持った最強馬は、時には見る者に感動を与える存在となり、あなたにも今頭に浮かんでいる大好きなサラブレッドが、いるのではないでしょうか?

本記事では騎手が選ぶ最強馬について詳しく解説していきます。

全世代を通してプロが見立てた最強馬のエピソード付きで解説です。ファンと騎手ではやはり選ぶ基準が違いますので、競馬が好き!という人はぜひご覧ください。

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武豊が選ぶ最強馬

騎乗した代表馬 成績 主なタイトル
ディープインパクト 14戦12勝 2005年 日本史上2頭目の無敗でクラシック三冠馬
2006年 有馬記念を含むG1レース4勝
オグリキャップ 32戦22勝 有馬記念を1988年と1990年の2度制覇
ナリタブライアン 21戦12勝 1994年 史上5頭目のクラシック三冠馬

歴代最強馬ではなく歴代最強騎手ならば間違いなく1位を取るであろう武豊騎手

生涯成績も獲得賞金額も桁違い・・・そんな武豊騎手には強い馬の騎乗依頼が集まることが多いです。

そのためもっとも多くの名馬に乗ってきたと言っても過言ではなく、騎乗してきた名馬の名を挙げるとキリがありません。

中でもファンが選ぶ最強馬で最も多く名前が挙がってくるのがディープインパクトです!

武騎手がその走りを例える時に使った「翔んでいるようだ」という言葉がピッタリの末脚は、息をするのを忘れるほど魅入ってしまうほどでした。

「武豊騎手」の年収と軌跡!レジェンド騎手の生涯年収は860億円で世界1位!
競馬界のレジェンド武豊騎手の年収について、直近10年や生涯年収など具体的に解説しています。さらに競馬のスタイルや名レースなども紹介し、なぜこれほど稼げるのかという部分にもお答えしています。

サイレンススズカ「自身が乗った中で一番強い馬」

武豊騎手が「自身が乗った中で一番強い馬」と評するのはサイレンススズカです。

武豊騎手がその才能を開花させたと言っても過言ではないサイレンススズカ。

成績がパッとしなかったサイレンススズカに武豊騎手が騎乗し、今までとは違う大逃げという戦法に変えると成績が一変!

バレンタインステークスで1着を取ると次の中山記念で重賞初制覇、その後も1着を並べて歴代名馬の仲間入りを果たしました。

「比べることに意味はないと思います。でも、今日の競馬ができたら世界中のどんな馬が相手でも負けない。」そう思わせてくれたのが、1998年の金鯱賞でのサイレンススズカ。

今でもあの衝撃は忘れることができません。」と後に語る武豊騎手の言葉は、世界一強い馬ともとれます。

 

福永祐一が選ぶ最強馬

騎乗した代表馬 成績 主なタイトル
エイシンプレストン 32戦10勝 G1香港マイル 1着
QEⅡ世C 1着
ジェスタウェイ 22戦6勝 天皇賞(秋)1着
ドバイデューティフリー 1着
コントレイル 11戦8勝 日本史上8頭目のクラシック三冠馬
ジャパンカップ 1着

現役時代に天才と呼ばれた福永洋一元騎手を父親に持つ騎手界のサラブレッド・福永祐一元騎手。

現役を引退してから今は調教師として競馬界に携わっています。

騎手としても競馬ファンの間では、知らない人はいないほど有名で高い評価を受けていましたが、調教師としてもすぐに有力馬が福永氏の元に集まり一気に見逃せない存在となり、今では毎週注目の的です。

現役時代は歴史に残る騎乗を数々残してきましたが、まだ記憶に新しいコントレイルとのコンビでクラシック三冠に輝いたレースは、とても印象的でした。

騎手としても超一流・・・そして調教師としても、名を馳せていきそうな勢いがある福永祐一元騎手が選ぶ最強馬には注目です!

 

シルバーステート「ダービーを狙える」

排気量は今まで乗ってきた馬の中で一番」福永裕一騎手が、コントレイルに乗った後でも変わらず名言している言葉です。

規格外のエンジンを積んでおり「ダービーを狙える」と成長を楽しみにしていた矢先、その排気量に体の成長が追い付かなかったのか屈腱炎を発症し休養、そのまま復帰することなく引退となってしまいました。

優秀の美を飾って引退する馬はみんなの記憶に残りやすいですが、力を出し切れずに志半ばで引退してしまった競走馬の方が、騎手の印象に残るのかも知れません。

 

安藤勝己が選ぶ最強馬

騎乗した代表馬 成績 主なタイトル
ダイワメジャー 28戦9勝 2006年 天皇賞(秋) 1着
2006年2007年 マイルCS 1着
ダイワスカーレット 12戦8勝 1着以外は2着4回と生涯成績すべて連対
2008年有馬記念 1着
ブエナビスタ 23戦9勝 引退時点で日本調教馬の牝馬として歴代最高の14億7886万円
2011年ジャパンカップ 1着

アンカツの愛称で親しまれている安藤勝己元騎手。

地方競馬の騎手としてデビューした安藤勝己騎手は、デビューから2ヶ月あまりで重賞を制覇、3年目にはリーディングジョッキーとなり以降18年間その座を守り続けた怪物です。

中央競馬にスポットとして騎乗することが多くなり、そこでも結果を残しJRAへ移籍。そして数々のG1を制覇する名ジョッキーへと登りつめました。

制度上の問題で中央へ移ったオグリキャップには乗れなかったですが、地方競馬に突如現れた怪物・オグリキャップがいたからこそ、地方競馬と中央競馬の交流戦が始まることになります。

「あんな強い馬が中央のクラシックに参加できないのはおかしい」とファンやマスコミが声をあげ、そこから交流戦がはじまりました。

また安藤勝己元騎手も「オグリキャップのおかげで中央の騎手になれた」言っており、アンカツ&オグリコンビが今の競馬界の礎を築いたといっても過言ではありません。

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元騎手の安藤勝己さんが提供しているアンカツ予想。とても参考になると評判ですが、どこで見られるのか?実際の的中率や回収率はどうなのか?知りたい人も多いでしょう。本記事はそんな疑問をスッキリ解決する記事となっています。

 

キングカメハメハ「誰が乗っても勝てた」

多くのジョッキーが目指す高い目標の一つに「日本ダービーで勝つ」というものがあります。

それだけジョッキーにとってダービーとは特別な存在で、願っても中々手の届かないものです。

そんな日本ダービーの2004年の覇者がキングカメハメハですが、安藤勝己さんは「ぜんぜん良いレースではなかった。ただ強引に行っただけ。馬の力だけで勝った」と語ります。

それなのに2分23秒のダービーレコードで優勝したのは、どれだけキングカメハメハが強かったのか改めて凄さを感じさせる結果です!

 

川田将雅が選ぶ最強馬

騎乗した代表馬 成績 主なタイトル
ジェンティルドンナ 19戦10勝 2012年 牝馬三冠
2014年 有馬記念 1着
ダノンプレミアム 14戦6勝 2017年 朝日杯FS 1着
リバティアイランド 8戦5勝 2022年 阪神JF 1着
2023年 牝馬三冠

現役日本人騎手の中で最強と呼び声高い、川田将雅騎手。

派手なアクションで前の馬を追う騎乗スタイルが特徴的な川田将雅騎手は、武豊騎手など多くのレジェンドのように、デビュー序盤から大器の片鱗を見せる天才的なタイプではなく、地道にジワジワ力をつけて伸し上がっていく晩成タイプのようです。

2019年から2023年の5年間連続でJRAの最高勝率騎手になっていますので、馬券を購入する側からすると予想では絶対に注意しなければなりません。

2024年5月現在でも最多勝利騎手となっていますので、今年も変わらずに好調を維持しており、まだJRAのグランドスラム競走の中で手にしていない、天皇賞(春・秋)と有馬記念の制覇に期待が高まります。

 

イクイノックス「日本競馬史で一番強い馬」

川田将雅騎手が思う最強馬はイクイノックスです。

イクイノックスは川田騎手が騎乗した馬ではなく、ジャパンカップで対戦して敗れてしまった相手になります。

イクイノックスとは何度も対戦していた川田騎手ですが、ジャパンカップでの走りを対戦相手として肌で感じて「日本競馬史で一番強い馬」と言ったところに聞いた人は納得せざるを得ません。

このレースで川田騎手が乗っていた馬は牝馬三冠のリバティアイランドでした。

あのリバティアイランドでも、まったく追いつける気配が見られなかったのですから、川田騎手が最強馬というのも無理ありません。

 

C.ルメールが選ぶ最強馬

騎乗した代表馬 成績 主なタイトル
ハーツクライ 19戦5勝 2005年 有馬記念1着
2006年 ドバイSC1着
フィエールマン 12戦5勝 2018年 菊花賞1着
2019年2020年 天皇賞(春)1着
イクイノックス 10戦8勝 2022年 有馬記念1着
2023年 ジャパンカップ1着

2015年にフランスからJRAに移籍したC.ルメール騎手。

騎手生活の前半を主に海外でレースしてきたルメール騎手ですが、2018年には秋華賞⇒菊花賞⇒天皇賞(秋)⇒JBCスプリントを立て続けに制覇して、史上初の4週連続G1制覇をなし遂げます。

上記の菊花賞を制覇したことにより、武豊・蛯名正義に続き史上3人目の牝馬限定G1の完全制覇、そして翌年の天皇賞(春)を制覇してこちらもJRA史上3人目の八代競走完全制覇の達成となりました。

数々の記録を塗り替えていく史上最強の外国人騎手・ルメールが選ぶ最強馬はとてもきになるところですよね!

 

アーモンドアイ「彼女の子に乗りたい」

アーモンドアイは日本の調教馬として歴代初めて、G1レースで9勝を達成した競走馬です。

アーモンドアイとイクイノックスどちらの鞍上も務めたルメール騎手に対して「10回レースしたらどちらが勝ちますか?」というファンからの禁断の質問を受け、頭を抱えて悩んだルメール騎手の回答は「五分五分」甲乙つけがたいようでした。

そして引退して母親になったアーモンドアイの元へ訪れたルメール騎手は、アーモンドアイを見て「まだ現役の様だった」と話し、「彼女の子に乗りたい」と立候補するほど、アーモンドアイに惚れ込んでいます。

 

競馬ファンが選ぶ最強馬Best10

1位 ディープインパクト
2位 キタサンブラック
3位 イクイノックス
4位 アーモンドアイ
5位 オルフェーブル
6位 ウォッカ
7位 サイレンススズカ
8位 ナリタブライアン
9位 オグリキャップ
10位 エルコンドルパサー

今回のランキングはYouTubeやX(旧Twitter)などのSNS、5chやみんなの〇〇のような掲示板で、最強の馬として名前が挙がっている競走馬にポイントを付けたランキングです。

1位はやはりディープインパクトという結果でした。多くの競馬ファンからの支持があり、当時の走りを知らない世代の人からも名前が挙がってくるほどです。

2位キタサンブラック、3位イクイノックス、引退して時間が経っている名馬やまだ記憶に新しい名馬も名を連ね、JRAの歴史を感じさせ今後もランクインする競走馬が誕生する期待感のある内容ですね!

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まとめ

今回はジョッキーが選ぶ最強馬について詳しく解説してきました。

各ジョッキーによって選ぶ馬が違い面白い内容になっていたのではないでしょうか?

  • 武豊・・・サイレンススズカ
  • 福永祐一・・・シルバーステート
  • 安藤勝己・・・キングカメハメハ
  • 川田将雅・・・イクイノック
  • C.ルメール・・・アーモンドアイ

実際に騎乗した馬、対戦した馬、選び方や感じ方は騎手ならではとなっていて、エピソードもあるので、ファンが選ぶものとは違った目線になっていましたね!

今後もどのような名馬が現れてくるのか楽しみに競馬を楽しんでいきましょう。

しゅん
投稿者:しゅん

基本的にデータで物事を見ることが趣味。非合理的なことは嫌いで元々競馬は意味のないものだと思っていただが友人きっかけで始めたことでどうしたら勝てるかを日々勉強中。