【枠連】うまい買い方とまずい買い方3選!馬連との比較あり

競馬初心者向け

 

枠連ってどういう時に買うの?

特徴を知っておいしい枠連の買い方で勝ちたい!

 

購入できる馬券の種類の内の1つ枠連ですが、「購入したことがない」という人は多いです。そもそも狙いが分かりにくい券種ですし、始めから枠連は馬券を選ぶ上での対象外としている人もいるかも知れません。

しかしせっかくある券種。なにも分からないまま対象外としては勿体ないです!枠連にも効率の良い買い方やまずい買い方がありますので、しっかり理解してから購入するのかしないのか判断してください!

本記事では「枠連のうまい買い方」について詳しく解説していきます。

 

枠連とは

競馬イラスト

枠連とは1着2着になる枠番の馬を順不同で的中させることで、払い戻しを受けられる勝馬投票券です。

正式名称「枠番号二連勝複式勝馬投票法」と言い、9頭以上が発走ずるレースで発売されます。

枠は全部で8枠、馬番が高い方から順番に埋めていき、16頭以上が出走するレースでは7枠・8枠は3頭となる運びです。

馬番 9頭立てのレース 10頭立てのレース 11頭立てのレース 12頭立てのレース 13頭立てのレース 14頭立てのレース 15頭立てのレース 16頭立てのレース 17頭立てのレース
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どのレースでも上記のように枠番が決まります。

また枠ごとに帽子の色が決められており

  • 1枠・・・白
  • 2枠・・・黒
  • 3枠・・・赤
  • 4枠・・・青
  • 5枠・・・黄
  • 6枠・・・緑
  • 7枠・・・オレンジ
  • 8枠・・・ピンク

レースを見る時にこの帽子の色を目印に自分の購入した馬を探している人も多いでしょう。

 

枠連のうまい買い方3選

枠連の特徴

  • 1つの番号で2頭または3頭選べる
  • 自分の予想が外れても的中する場合がある
  • 馬券の売上の中に占める割合がもっとも低い(不人気)

上記のような特徴がある枠連ですが、どういう時に狙うべきかうまい買い方を3つ紹介していきます。

枠連に興味がある人は参考にしてください!

 

馬連より高いオッズを狙う

枠連と比較されやすい券種で、枠連と比べると人気があるのが馬連ですが、たまに馬連より枠連の方が当てやすいにも関わらず、枠連の方が高い配当がついていることがあります。

そういった現象をオッズの歪みといい、普段より期待値の高い買い目を追及している、素人やプロが普段から目を光らせて狙っているポイントです。

枠連では購入票数が最も少なく、注目度が低いことからオッズの歪みが、発生しやすい券種の1つとなっています。

 

特にオッズの歪みが発生しやすいポイント

  • 馬連で同枠を購入する場合
  • 枠に1頭しかいない馬を購入する場合

上記の2点は購入する馬券がまったく同じのため、的中確率がまったく同じです。そのため馬連と枠連のオッズを比較し、高い方を購入するのがベストの買い方となります。

注意点は早めに購入してしまうと、その後のオッズ変動で「結局安くなってしまった…」というケースありますので、締め切りギリギリまでオッズ変動に対応できる環境が必要です。

 

予想に慣れていない初心者

競馬初心者の人におすすめの券種は単勝ですが、単勝の次のステップとして馬連ではなく枠連の購入もおすすめです。

特に中央競馬を購入する人は、出走頭数が多いと難易度が跳ね上がるため、まったく的中できないという人も出てくるでしょう。

しかし枠連の場合は毎回8枠と決まっていますので、総点数が28点+同枠に2~3頭いる枠の数となっており、単勝・複勝に次いで当てやすい馬券となっています。

配当も安い傾向にありますので、勝つためには購入点数を絞ることも必要のため、無駄な買い目を減らす力もついてくるでしょう。

 

スランプの時のリハビリ

「馬券がまったく当たらずにつらい…」「なにを買っても当たる気がしない…」このようなスランプに競馬をやっていると複数回陥ってしまいます。

スランプに陥った時の対処法

  • 当たるまで買い続ける
  • 競馬を止めてみる
  • 馬券の種類を変えてみる
  • いつもと違う新聞や予想サイトを使ってみる

などスランプを脱出するための方法はいくつかありますが、特におすすめの方法は馬券の種類を当たりやすいもの変えることと、賭け金を抑えることです。

間違っても取り返したい一心で、三連単やwin5など配当がいい券種にチェンジすることや、賭け金を上げて勝負するのは止めておきましょう。

 

特にスランプ脱出するためのおすすめ方法は「枠連」

当たりやすい馬券ということも大きな理由の1つですが、同じ枠に2頭いることでいつもの予想方法を違った考えで予想を組み立てていくため、思考の変化が自然と行えて良い結果に結び付く可能性が高いです。

馬券が当たらないスランプの脱出方法は、考え方を変える必要があるため、枠連はスランプに陥った時にリハビリのため購入する券種として優れています。

 

枠連のまずい買い方3選

枠連には特性上あまり良くない買い方も存在します。

次に紹介する3つの買い方を枠連でしていると、極端に勝率や回収率が下がってしまう可能性がありますので注意してください。

それではそれぞれ紹介していきます。

 

穴狙いで購入する

枠連の最高配当 1997年3月29日106,440円(36番人気)
枠連の平均配当 2,000円前後

枠連は穴狙いに向いている馬券ではありません。

枠連でも上記にあるように歴代の配当では、10万円を超える配当は出ていますが、歴代上位のほとんどが同枠の馬の組み合わせで、馬連と同じ確率で的中する買い目で、枠連の旨味が活かせた馬券とは異なります。

平均配当でも2,000円となっていますが、荒れた時に大きく平均配当が跳ね上がるため、枠連の基本は1,000円以下の配当だと思ってください。

たくさんある券種の中でも枠連は荒れづらく、荒れたとしてもそこまで高配当が望むことができない、比較的に安定した馬券です。

そのような馬券で穴狙いをしても、ハイリスクローリターンとなってしまいますので、枠連での穴狙いはおすすめできません。

 

大金を賭ける

枠連は的中させやすい券種ですので、大きく勝ちたいと思った時には、大金を賭けたくなってしまうことがあります。

しかし枠連は競馬の中でもっとも売り上げが少ない券種ですので、自分が賭けたお金でオッズが下がってしまうということも考えられます。

特に地方競馬では、ほとんど売り上げていないケースもありますので、枠連は多くても1点には5,000円程度に納める方が良いでしょう。

逆に他の誰かが1点に大金を賭けたかのように、1点だけ異様に安いオッズをたまに見かけます。こういう場合はいわゆる歪みのオッズというもので、他の買い目の期待値がグッとあがりますので積極的に狙っていきたいですね。

 

同じ枠に人気馬がいる

同じ枠に人気馬がいる場合、購入点数が絞れるため、枠連がお得だと考えるかも知れませんが、逆に期待値の低い買い目になってしまうことが多いです。

枠連で購入する人の多くが、人気馬が組み合わさった枠に注目してしまうため、どのような組み合わせもかなり配当が安くなる傾向にあり、人気馬2頭のどっちかが2着に入れば、その枠は馬券に絡むことになりますので、比較的信頼度の高い枠となってしまいます。

「当たっても安い」「当たる確率も低い」レースとなりますので、良くない枠連の買い方の1つと言えるでしょう。

 

枠連と馬連の比較

枠連と馬連はオッズを見比べるように比較対象となることが多いです。

基本は馬連の下位互換の券種である枠連ですが、馬連と比較した時に実際には、一体どのような違いがあるのか気になる人も多いと思います。

ここでは枠連と馬連を比較して、大きな違いがある3点について、それぞれ解説していきますのでご覧ください!

 

回収率は馬連に軍配が上がる

枠連で大穴を当てた人や枠連が得意な人もいますので、すべての人に当てはまる訳ではありませんが、長期的にみると枠連をずっと購入するより、馬連を購入していた方が回収率が高くなる傾向にあります。

 

例:2023年(3/12)

レース 枠連 枠連回収率 馬連回収率 馬連
8R 5点買い

回収1,510円

302% 258% 10点買い

回収2,580円

9R 5点買い

回収0円

151% 129% 10点買い

回収0円

10R 5点買い

回収0円

100% 86% 10点買い

回収0円

11R 5点買い

回収0円

75% 64% 10点買い

回収0円

12R 5点買い

回収2,250円

150% 1433% 10点買い

回収69,070円

今回の検証では馬連の高配当が的中したため、馬連の圧勝で終わりました。長い目で見ると枠連の2倍ほどの買い目で馬連を購入する場合は、枠連よりは買い目を絞る必要はありますが、最終的には馬連の方が高い回収率で終わる傾向にあります。

 

競馬を長く楽しみたいなら枠連が良い

枠連と馬連を比較した時に枠連の方が良いポイント

  • 的中率が高い
  • 購入点数を絞れる
  • 自分の予想を外した時でも当たる場合がある
  • オッズがおいしい時がある

特に的中率が上がるため、購入点数が絞れますので「資金が少ない時」「資金の減りを抑えて長く競馬を楽しみたい時」には馬連より枠連の方が断然おすすめです!

その日の資金やご自身の競馬のスタイルに合わせて枠連を使いこなしていきましょう。

 

枠連で勝ちにこだわるならピンポイント勝負

枠連だと勝てないのかというと、もちろんそんなことはありません。

枠連でも十分に勝つことはできますが、正直なところ勝ちづらい馬券の種類ではあります。そこで枠連で勝つために必要なたった1つのことはなにかというと「レースを厳選してピンポイント勝負をする」ということです。

枠連の最大のメリットでもある的中のしやすさを最大限に活かし、出来るだけ的中率100%に近づけるため、レースを厳選し自信のあるレースだけで勝負しましょう。

もちろん的中率100%はかなり難しいですが、そのくらいの気持ちで予想に集中してレースを厳選してください。

買い方にもよりますが、枠連メインで勝つには最低でも的中率50%は必要だと思いますので、レース選定をしっかり行い色々なレースを買い散らかさないことが重要です。

 

要注意:枠連は1頭が棄権しても返還なし

馬券を購入した後に同枠の内、1頭が棄権したとしても枠連の場合は、枠が成立している限り返還は行われず、レースがはじまります。

馬連など他の馬券の場合は、レース前の競走馬の棄権は返還となりますが、枠連だけは枠が成立してしまうため返還がありません

この場合は馬券の期待値が限りなく下がってしまいます。滅多にあることではありませんが、こういうこともあると頭の中に入れておきましょう。

 

まとめ

今回は枠連のうまい買い方について詳しく解説してきました。

枠連はひいき目に見てもうまい馬券とは言えませんが、それでも「オッズを注視する」「レースを厳選して購入する」など、上手に扱うことでうまい馬券に変わることもあります。

特に

  • 馬連とオッズ比較して高い場合に購入
  • 初心者の人が単勝の次のステップとして購入
  • スランプ時に考え方の切り替えとして購入

といった場面での購入がおすすめです。

枠連はあまり注目されることがないため、まったく見向きもしないという人も多いと思いますが、せっかくある券種ですので理解を深めることで少しでも勝率が上がるなら、使わない手はありません

この記事を読んで枠連のオッズにも少し気を配って、僅かでも勝ち分が多く払い戻されることがあると幸いです。