夏競馬が当たらない3つの理由!当たらない人の特徴と儲かるコツも解説
どうして夏競馬って当たらないのかな?
夏競馬で儲かるコツを知りたい!
上半期を締めくくるG1の宝塚記念が終わると、ローカル競馬場で夏競馬が開催されます。夏競馬で大きく儲けている人がいる一方で、なかなか当たらずに苦戦している人も多いことでしょう。
本記事では、夏競馬が当たらない理由を解説します。
当たらない人の特徴や儲かるコツ、おすすめのレースも紹介しているので、ぜひ最後までお楽しみください!
夏競馬が当たらない!荒れるレースが多い3つの理由
夏競馬が当たらないのは荒れるレースが多いからです。どのような理由で荒れるのかを解説していきます。
①G1級の強い馬が出走しない
夏競馬は春のG1が終わり、秋G1に向けての休息期間に入るため強い馬が出走しません。
そのため、クラシック路線に乗れなかった3歳馬や夏競馬に照準を合わせているような古馬など、実力の似通った馬が多く集まります。
このように馬券を購入するにあたって軸として信頼のおける馬がおらず、その分馬券の的中が困難です。
的中が難しい夏競馬では、幅広く馬を買うのが基本戦略といえるでしょう。
②夏の暑さで実力を発揮しづらい
夏競馬は7月〜9月頭までという夏の暑さが厳しい期間に開催されるため、馬は実力を発揮するのが難しいといわれています。
サラブレッドは寒さに強いですが暑さには弱く、どんなに強い馬であっても夏バテしてしまうこともあるでしょう。
そのため、夏競馬ではベストな状態で臨めているかをより重視しましょう。具体的には、調教の仕上がりや馬体重の増減、パドックでの様子などから調子がいいかを探ってみてください。
③ハンデ戦が多く開催される
夏競馬ではハンデ戦が多く開催されます。ハンデ戦では斤量差が設定されるため、まだ実績のない馬の斤量が軽くなり、どの馬でも勝てるチャンスが広がります。
このようにどの馬にもチャンスがあるハンデ戦は夏競馬で多く開催されており、以下のように重賞20レース(障害を除く)のうち7レースがハンデ戦です。
夏競馬が当たらない人の特徴3選
夏競馬で馬券が当たらない人の特徴を3つ紹介します。自分が当てはまっていないかチェックしましょう!
①馬体重を見ていない
夏競馬で当たらない人は、馬体重を確認していないのではないでしょうか。
馬体重は馬の調子を見る際に重要であり、夏バテの可能性や長距離輸送のストレスがあることから、夏競馬では特に見ておきたい項目となります。
馬体重が10kgを超えるようなマイナスとなっている馬には注意が必要です。ただし、−10kgですぐに消しというわけではなく、過去レース全体での体重を確認しておく必要があります。
たとえば、以下のように今回の馬体重が過去のレースとほとんど同じであれば、マイナスでも馬券を買っていいといえるでしょう。
レース | 馬体重 |
---|---|
今回 | 450kg |
前走 | 460kg |
2走前 | 452kg |
3走前 | 449kg |
4走前 | 450kg |
一方で、今まで出走してきた体重が460kg近辺なのに、急に−10kgとなっていた場合は購入を見送ったほうがいいかもしれません。
このように馬体重をチェックすることで、危険な馬を外して、その空いた枠で別の気になる馬を買い目に入れられます。
②前走が有利なレースかを調べていない
前走でどのレースを走っていた場合に有利になるかを知らないと的中率は下がるでしょう。
なぜなら各レースによって、前走で特定のレースに出走していた馬がよく馬券に絡むことがあるからです。
一例として、札幌で開催される芝1,800mのクイーンステークスについて確認してみましょう。
クイーンステークスでは、前走マーメイドステークスを走った馬の成績が優秀です。2013年〜2022年までに札幌で開催されたレース(8年分)では、マーメイドステークスに出走した馬が20頭中1着〜3着までそれぞれ2回ずつと、複勝率30%を誇っています。
このように好走しやすいレースを使った馬がいれば、優先的に馬券に組み込んでみるといいでしょう。
③馬券の点数を絞りすぎている
なかなか夏競馬で馬券が当たらない人は、馬券の点数を絞りすぎている可能性があります。
夏競馬ではすでに紹介したように、出走馬の実力が拮抗していたり、コンディションの維持が難しかったりという理由で安心して任せられる軸馬があまりいません。
そんな荒れる夏競馬を少点数で当てることは非常に困難であるため、馬券の購入ではボックス買いをおすすめします。
ボックス買いであれば、軸1頭流しやフォーメーションのように軸馬が飛んで外れたという心配がありません。また、5頭であれば馬連、ワイド、3連複のいずれでも1,000円で収まるのも利用しやすいですね。
ボックス買いについては以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください!
なかなか当たらない夏競馬で儲かる3つのコツ
なかなか当たらない夏競馬で的中して儲かるコツを3つ解説します。予想に取り入れて、夏競馬で稼げるようになりましょう!
①馬のコンディションを重視する
夏競馬で的中させるには馬のコンディションを見極めることが重要です。
夏の暑さや長距離輸送によって体力を消耗してしまうと、人気馬であっても馬券外に敗れることがあります。
馬体重が今までのレースよりも極端に減らしていないか、パドックでの歩き方に違和感がないかなど、直前まで様子を探ってみてください。
②牝馬を多く買ってみる
「夏は牝馬」という格言があるように、夏競馬では牝馬を買うのがおすすめです。
牝馬の成績が牡馬を上回るわけではありませんが、牝馬単体で見ると夏場に調子を上げる傾向にあります。
夏競馬で牝馬の成績が上がるのには、以下のような理由があげられます。
- 筋肉量が少なく体温が上がりづらい
- コースにきつい上り坂が少ない
- 牝馬の得意な小回りコースが多い
このような理由で好走率が上がるため、夏競馬では積極的に牝馬を買ってみましょう。
牝馬の成績についての詳しいデータと、牝馬を買うのにおすすめのレースは以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください!
③洋芝が得意な馬に注目する
夏競馬を攻略するには、洋芝が得意な馬に注目してみるのもいいでしょう。
夏競馬の開催地である札幌と函館の芝コースには洋芝が使われています。その他の競馬場で採用されているのは、野芝単体や、野芝と洋芝を組み合わせた「オーバーシード」です。
洋芝は野芝と異なり寒冷地に強い芝で、長さがあり、水を含みやすいため馬力が要求されます。そのため、パワーのある馬が好走しやすい傾向にあります。
例をあげると、以下のような馬が洋芝になると好走することが多くなっています。
- ボスジラ:札幌6戦すべて馬券内
- ジュビリーヘッド:函館の4戦すべて馬券内
- ドロップオブライト:函館3戦2勝
このように洋芝が得意な馬が出走する札幌や函館のレースに注目しましょう。
絶対に見るべき!夏競馬でおすすめレース3選
最後に夏競馬でおすすめのレース3つを紹介します。攻略ポイントも紹介するので、参考にして馬券を的中させましょう!
①ラジオNIKKEI賞
ラジオNIKKEI賞は夏競馬の最初に開催される3歳馬の重賞で、福島芝1,800mのハンデ戦です。
このレースに出走した馬は、その後に出世することが多い傾向にあります。
2018年2着のフィエールマンは、次走の菊花賞を制し、翌年には天皇賞・春を勝利するなど名馬へ成長しました。
2020年2着のパンサラッサは「令和のツインターボ」と呼ばれるなど、逃げ馬として活躍し、2023年にはサウジカップを勝利し13億超えの賞金を獲得しています。
そんなラジオNIKKEI賞を攻略するには、末脚に優れた馬に注目しましょう。上がり最速馬は、2014年〜2023年までの過去10年で1着3回、2着2回、3着3回と複勝率は80%を誇っています。
2023年は上がり最速のレーベンスティールが3着でした。このように、上がりが使える馬を中心に狙ってみてください。
②アイビスサマーダッシュ
アイビスサマーダッシュは、重賞で唯一芝の1,000mコースで開催される新潟のレースです。
「千直」と呼ばれており、コーナーがない直線を1分もかからずに馬たちが駆け抜けていきます。
アイビスサマーダッシュは荒れていない外枠が圧倒的に有利なレースです。2012年〜2021年までの過去10年データでは8枠が4勝あげており、単勝回収率が236%、複勝回収率が87%と結果を残しています。
また、牝馬がよく馬券に絡み、特に5歳牝馬の強さは群を抜いています。2016年から5歳牝馬が毎年馬券内に好走しており、2023年も5歳牝馬のオールアットワンスが勝利しました。
外枠と5歳牝馬に注目して、アイビスサマーダッシュでの的中を目指しましょう。
③札幌記念
札幌記念は夏競馬で1つしかないG2重賞で、札幌の芝2,000mで開催されるレースです。
1着の賞金は7,000万円とG2のなかでもっとも賞金が高く、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークスとホープフルステークスと同じ金額です。
秋のG1に向けたステップレースで使われることが多く、強い馬も集まるため「スーパーG2」と呼ばれています。
2023年は連覇を目指すジャックドール、天皇賞・秋で3着のダノンベルーガ、2021年ダービー馬のシャフリヤールといった豪華メンバーが揃いました。
そんな札幌記念では枠順が攻略ポイントといえるでしょう。1枠が2013年〜2022年までの過去10年で4勝、1〜3枠までの複勝率が30%超えと内側が有利です。
実力者たちによる激しいレースを内枠に注目して当ててみましょう!
まとめ
今回は夏競馬が当たらない理由について詳しく解説してきました。夏競馬が当たらないのは、以下の3つの理由でレースが荒れるからです。
②夏の暑さで実力を発揮しづらい
③ハンデ戦が多く開催される
このように的中させるのが難しい夏競馬では、馬のコンディションや適性を見極めて、幅広くボックス買いをするのがおすすめです。
難しい代わりに高配当となることも多いため、ぜひ夏競馬での的中を目指して馬券を購入してみましょう!