競馬で勝つなら「期待値」を極めろ！初心者でも使える期待値重視の馬券術とは

競馬コラム

投稿日: 2025.06.19 更新日: 2025.06.19

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競馬って“期待値”で勝てるって聞いたけど、本当にそんな計算で勝てるものなの？

うん、その考え方はけっこう大事！この記事で期待値の考え方と具体的な使い方まで紹介してるよ！

この記事では、競馬における「期待値」という考え方について解説していきます。単なる勘や運ではなく、数字とロジックで勝ちに近づく方法を知りたい方に役立つ内容となっています。

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競馬における「期待値」とは？
- 期待値が高い＝稼げるとは限らない？
- なぜ競馬ファンは「期待値」を軽視しがちなのか？
期待値を上げるにはどうすればいい？
- オッズの歪みを見抜くには？
回収率と期待値はどう違う？
プロはどうやって期待値を活用してる？
自分でもできる！期待値重視の馬券術
要チェック！おすすめの競馬予想サイト(完全無料で利用可)
まとめ

競馬における「期待値」とは？

競馬における期待値とは、単なる運任せではなく、統計的・確率的に見て利益が見込めるかどうかを数値化する考え方なんです。

例えば、ある馬券が的中する確率が30％で、当たった時の配当が5倍だったとしましょう。期待値は「5 × 0.3 ＝ 1.5」となります。この1.5という数字は、1回あたりの投資に対して1.5倍のリターンが見込めることを意味しています。

この計算式を一般化すると、
期待値＝配当 × 的中率
という形になります。期待値が1.0（＝100％）を上回れば、理論上は長期的に利益が出る馬券というわけです。

逆に言えば、どんなに当たっても期待値が1.0未満の馬券を買い続けていると、確率的にはマイナスになっていくという厳しい現実があります。これは一時的な勝ち負けに関係なく、数百〜数千回という単位で見たときに顕著になります。

また、競馬はオッズという変動要素があるため、期待値は常に動的です。馬券を購入する直前のオッズで期待値を再計算する癖をつけておくと、より精度の高い判断ができるようになります。

期待値を味方につけるというのは、勝率を高めるという意味ではなく、負けをコントロールする力を持つということ。感情的にならず、機械的に「数値に従う」姿勢が勝利に直結してくるのです。

期待値が高い＝稼げるとは限らない？

期待値が1.5や2.0のように高い数値になったからといって、すぐに大きく稼げるかというと、それはまた別の話です。

理由はシンプルで、期待値はあくまで「平均値」であり、「1回ごとの結果」を保証するものではないからです。たとえ期待値が高くても、短期的には連敗することもありますし、逆に低い期待値でも連勝することもあるわけです。

そのため、期待値を有効に活用するには、試行回数を増やしてブレをならす必要があるんですね。つまり、10回や20回の勝負ではなく、100回、1000回と続けることで期待値に収束していく感覚が重要になります。

また、資金管理の観点からも重要なのが「負けることを織り込んでおく」姿勢。期待値が高い＝勝率が高いとは限らないので、負ける局面でも感情を乱さず継続できる仕組みを持っている人ほど、競馬で安定して勝ち残っているんです。

短期の波に左右されず、長期的に見て収支をプラスに持っていけるかどうか──その判断軸として期待値は最強の武器になるんです。

なぜ競馬ファンは「期待値」を軽視しがちなのか？

実は、多くの競馬ファンが期待値という概念を聞いたことがあっても、実際の馬券購入時に意識できていないというのが現状です。

その背景には、「当たる＝正義」という短期的な成功体験への依存があります。一発的中や万馬券の快感を求める気持ちは分かりますが、それが続かない現実もまた、データは教えてくれます。

だからこそ、感覚やノリではなく、数値に基づいた判断ができる人が“勝ち組”に近づけるんですね。

少なくとも、「なんとなく良さそう」ではなく、「このオッズ、この馬、この確率でこの配当なら買い」と言える状態が、競馬における“強者の条件”なのかもしれません。

期待値を上げるにはどうすればいい？

期待値を上げるためには、的中率・配当・オッズという3つの要素に対して戦略的にアプローチしていく必要があります。単に当たりそうな馬券を買うだけでは不十分で、“数値で勝つための視点”が求められるんです。

期待値を上げる方法には、大きく以下の3つがあります。

的中率の高い情報源や予想家を活用する
高配当が見込めるレースや買い方を選ぶ
オッズの歪み＝市場の過小評価に着目する

例えば、1番人気ばかり狙えば的中率は高まりますが、配当が低くなるため期待値は上がりにくい。逆に10番人気ばかり狙うと高配当が見込めても、的中率が著しく落ちてしまう。この2つのバランスをどこで取るかが“センス”の分かれ目です。

そこで注目したいのが「妙味（みょうみ）」です。これは、実力に対してオッズが過剰に低評価されている馬を見抜くという考え方。つまり「これ、人気なさすぎでしょ？」という馬こそ、狙い目というわけですね。

オッズの歪みを見抜くには？

同じような能力を持つ馬であっても、馬名の知名度、騎手の人気、前走の印象などでオッズに差が生じることがあります。これは明らかな“過小評価”であり、期待値を引き上げるためのゴールデンチャンスなんです。

この歪みを見抜くには、以下の視点を複合的に使うことが重要です：

展開読み（逃げ・差しなど馬の脚質がどう作用するか）
馬場適性（重馬場・稍重で変わる馬の強さ）
コース相性（中山と東京では全然違う）
枠順・斤量などの小さな差

これらの視点を組み合わせて、「この馬の能力はもっと評価されていい」と思える対象を見つけられれば、他の人より“有利な馬券”を持てるということになるわけです。

さらに上級者は、オッズの変動そのものから“大口投票”や“関係者票”を察知し、そこから逆算して期待値の高低を見極めています。

つまり期待値を上げるというのは、ただ予想を当てにいく話ではなく、“市場とズレた価値ある馬”を拾い上げる目を持つことに尽きるんですね。

回収率と期待値はどう違う？

一見似ているようで混同しやすいのが「期待値」と「回収率」です。どちらも“競馬で勝てるかどうか”を判断するための数字ではありますが、役割と意味合いはまったく異なります。

項目	意味	対象
期待値	予測に基づく理論値。将来のリターンを想定	これから賭ける馬券（未来志向）
回収率	過去の結果に基づく実績値。投資額に対するリターン	すでに購入した馬券（過去志向）

例えば「期待値120％」の馬券とは、「100円賭ければ平均して120円戻ってくる可能性がある馬券」のことを指します。これはあくまでも“計算上の見込み”であって、実際の結果を保証するものではありません。

一方の「回収率120％」というのは、「実際に100円賭けて、過去の集計で120円返ってきた」という事実に基づく成績です。つまり期待値は未来志向、回収率は過去の記録ということですね。

この2つを混同すると、「期待値の高い馬券を買ってるのに負けている」「回収率が悪いけど理論的には勝てるはず」というズレが生じてしまいます。短期の回収率に一喜一憂せず、期待値という軸で継続することが、最終的に回収率アップにつながるというわけです。

また、回収率を改善するには、期待値の高い馬券を選び続けるしかないというのが答えでもあります。過去の成績から自分の得意な券種や条件を分析し、その結果を元に“期待値の高い買い方”を見つけ出すことが重要です。

期待値は“未来への可能性”を測るための理論的な物差し
回収率は“これまでの実績”を測るための記録的な数値
両者をバランスよく理解することで、安定した収支を目指せる
短期では回収率が低くても、長期では期待値に沿った成果が表れてくる

プロはどうやって期待値を活用してる？

プロの馬券師たちは、「この馬が来るかどうか」ではなく、「この馬券を買い続けたら儲かるか？」という視点で競馬を見ています。つまり、短期の勝敗よりも、長期的に期待値の高い馬券だけを拾うという方針を徹底しているのです。

具体的には、プロは全レースを対象にせず、自分の得意とする条件のレースだけを厳選します。例えば「逃げ馬が有利な小回りコース」や「前残りしやすい重馬場」など、自身のデータベースや過去の検証結果をもとに“勝負レース”を選び出します。

その上で、期待値が一定以上と判断した馬券にしか資金を投入しません。逆に、当たりそうでも期待値が1.0未満と見なされる馬券には一切手を出さないというストイックさもあります。

また、プロの多くは「資金配分」にもこだわります。どの馬券にどのくらいの金額をかけるかを、資金管理表やシミュレーションを通して緻密に設計しており、感情的なベットは一切排除されているのが特徴です。

こうした戦略を支えているのが「記録と検証」。過去に購入した馬券の的中率・回収率・期待値などをすべて数値で記録し、“感覚ではなく数字”で買い方を改善していくスタイルを徹底しています。

つまり、プロ馬券師にとっての期待値とは──
“当てにいくための手段”ではなく、“稼ぎ続けるための武器”
そのものなんです。

自分でもできる！期待値重視の馬券術

初心者でも使える「期待値を意識した馬券術」は数多く存在します。勝ち方を覚えるには、まずは“記録と習慣”から始めるのが鉄則です。以下に紹介する方法を取り入れることで、期待値の感覚を養いながら安定した成績を目指せるようになります。

予想と結果を記録し、データを蓄積する
馬券購入ごとに「レース条件」「買い目」「オッズ」「的中・不的中」「回収額」を記録することで、どのパターンが利益に繋がっているかを見える化できます。
毎回同じスタイルで買い続ける（ぶれない）
買い方が毎回変わっていては、期待値の分析ができません。券種・買い目数・賭け金を一定に保ち、自分の予想スタイルを明確にしましょう。
得意な条件を絞る
「中山ダート」「稍重の1400m戦」「逃げ馬中心」など、自分の中で勝率が高い条件を発見したら、そこに集中するのが◎。手を広げすぎず、絞り込んで勝負するのが期待値アップのコツです。
買い目は少数精鋭で
買い目を増やせば的中率は上がりますが、回収率と期待値は下がる傾向にあります。欲張らず、明確な根拠がある馬だけを選ぶ「絞り買い」が効果的です。
オッズ確認は最終直前に
購入前に必ず最終オッズを確認する習慣を。想定より買われすぎていたら見送り判断も重要です。期待値はオッズで変動するため、タイミングにも注意が必要です。
月単位での検証をする
日ごとの浮き沈みではなく、月間回収率で期待値の結果を振り返ると、冷静な判断がしやすくなります。記録と振り返りをセットにしましょう。